中2病をキーワードでまなびが面白く感じられないってことを考えてみた。

下のコメント欄を受けて、あまりに想定外の考え方だったので、ちょっと真剣に考えてみました。
中2病をどう定義するのかという問題にもなるので、一応ここでの定義を。私は中2病というのは、狭義には伊集院のラジオに端を発する例の「洋楽のほうが邦楽よりカコイイ」なアレのことであり、今は、広義には「思春期をこじらせたがためにそのわかりやすく斜に構えた精神を卒業しきれずにいる」ことだと思っている。
ので、その前提で。
で、中2病には不向きってことは、つまり、まなびたちの真摯な姿勢を素直に受け止められないってことですね。


いやー? とりあえず問題として「私は中2病であるのか否か」っていうのがあるわけで、そこから検証しないとならんわけですけれども、少なくとも自分では違うと思っているんですよね……。としか。検証のしようが。なので、まあ、そこは大事な問題だけど放置するとして。
まなびたちのまっすぐGOな姿勢が気に入らなくてこのアニメに対して批判的になっているのかと言ったら、そうじゃない。
例えばOP。フォーカスがあわないとか、謎のノイズが入るとか、思わせぶりで良いのに、揺れすぎる。第三者視点を暗示するようなカメラ視点で面白いのに、あと数秒だけ、フォーカスがあっている瞬間があったらもっと気持ちよくて手放しで絶賛できるものになりそうなのに、なっていない。凝っているのに、気持ちよくない。
例えば、07話のまなびの「見えるんだよね!」という台詞から、ソフトボール部の挿入、スローモーション、陰る日差し。おもしろいけど、過剰すぎる。観ていて、なげーなオイと思ってしまう。そんでもって、それを眺めるたかこさんが何を感じたのか、まなびの見えたものがチラリとでも見えてしまった(まなびの超能力的なにか)の示唆なのか、わからない。そこに間をとるのは、先につながる演出だとわかっていても(いるからこそ?)過剰できもい。*1
でもそのシーンの、たかこさんとまなびの間の手前に立っている木の存在とか、そういうのは「おおお。世界の断絶?」と思わせる。(思わせすぎるという説もある)
そういうところがムムムーと気になるわけです。見せたがっている世界観に乗っかりたいのに、過剰な演出が目についてしまって、引いてしまう。
それが、

ぷにキャラ好きとしては、このアニメはかなりド真ん中だし、まなびの前向きさ、アホさ、色々がド真ん中で、大好きになってもいいのにイマイチのりきれない。なんでなんだろうなー??悪くはないんだけど???と思い続けているのですが

の原因ではないか、というのが現時点での私の結論です。
なので、彼女達のまっすぐさとか、そういう「見せたい本質」部分はビタイチ否定していないわけで、つまり、中2病関係ない。と思います。

*1:そして、たかこさん見えてなかったーと後からのモノローグでわかるわけですけれども、普通に考えて「私には見えなかった…」ってそれ当たり前ですからー