仮面ライダー響鬼 第31話 「三十一之巻 超える父」

うーん。うーーーん。どうなんだ。これ。皆様が怒り心頭に達していらした30話は、私はそんなにいやじゃなかったんですけれども。今回はちょっとなー。
いぶきさんが駆けつけるのが早いとかはね、ぶっちゃけいいんです。私、どうでも。手順がーとかね。そんなことチビッコは気にしないし(チビッコが気にしなければ設定をシカトしたり壊していいのかっつーとそういうわけじゃないんだけど、でも、子どもにとっては重要じゃないと思える)。
同様に、マカモウを作っちゃう云々っていうところも、以前の姫と童子の存在意義というか、よくわからなかった(あえてはっきりとは説明していなかった)から、まあいいかなーって。姫と童子がいきなりパッタリでてこなくなったのは寂しい話ですけれども。
でも、なー。響鬼さんの性格というか、気質というかがこんなにも変わっちゃうっていうのはどうなんだー。
明日夢が万引きを目撃したことで殴られたときだって、あんなに遠回りして信頼関係を築いてからわざわざキャンプで二人っきりのときにじっくりしたアソバイスをしてたのに、いきなり神社に呼び出されてお父さんのこと相談されて「会ったほうがいい」って言っちゃうって……。そんなやりかたする人じゃなかったのにー。
まあ、これもチビッコは気にしないっちゃー気にしないところだと思うので、個人的なこだわりをどこに持つかっていう話になるんだとは思うんですが。
でもこんなに軽く語られちゃったら、言葉を受け入れられないよー。
キリヤたんもただの電波っぽくなってましたね。ほいでもってすごい棒読み。なんなのー。いや、戦隊モノとか仮面ライダーの棒読みっぷりは一種の名物ってことはわかっているんですけれどもね。今回の響鬼さんは役者の演技がしっかりしていて、そこに安心感みたいなものがあったので、割とショックです。キリヤたん、ただでさえ電波っぽい性格付けされてるんだから、もうちょっと説得力のある芝居のできる子を起用すればよかったのに。
それにしても切ないなー。明日夢くんのお父さんは、他の家庭を大事にして暮らしていました、っていうの。でもって、住所を渡したものの、その近くを一日グルグルまわってたんじゃないかと思えるようなタイミングで登場するママが泣けた。
明日夢くんとママの関係が崩れてないのがまだ救いかな。
しかし……このまま息吹鬼さんはよわちんライダーと化していってしまうんだろうか……。