うた∽かた 第12話 「欠片の詩歌」

おわったー。もっと鬱展開かと思ったら、そうでもなかったなー。世界を終わりにするか、世界に嫌気のさしている自分を終わりにするか、か。結局のところ、一夏ちゃんの結論っていうのはどちらも選びません!だったわけだけど…。2択はしないのね→処刑っていう流れから以降の意味がよくわかりませんでした。模範的回答ってどういうことだ。自分の死を否定することは自分を否定することと同義じゃからのーとか言われましても。
っつーか、そんな神様じみた存在を持ち出してきちゃうんだね…そしてサヤさんってば、そんな方向にいっちゃうんだね…
えーと、結局のところは鬱なこともあるけれど私は元気です、というか。要するにアレもコレもひっくるめて世界はまわるし私は変わるし生きてるってスバラシー的な全肯定ってことなんじゃねーの、という解釈なのですけれども。私的には。うーん。
このアニメの展開への根本的な疑問として、そもそもキーホルダーを一夏ちゃんに渡したのはセイさんだったよね?セイさん何が起きるかわかってて渡したよね?というのがあります。なんで一夏ちゃんにっていうのはまあ置いておくとして、なんで渡したんだろう…っていうのがずっとついてまわってるんですけど。私の中で。これなんか説明されてたかなー。サヤさんの意向でセイさんの意思と関係なく渡したってことなのかな。そこがどうもいまいち。でもそう考えると、サヤさんが「はい、つぎー」って感じで次の子に向かうっていうのがちょっと理解しづらいんだよなー。セイさんには「あなたの解答は6年前に終わってる」みたいなこと言ってたもんな。つまり、セイさんのターンは終了していたわけで、にもかかわらずセイさんとカイさんは一夏ちゃんたちに関わりを持っていた(キーホルダーを渡したのがサヤさんの意向だったとするなら、関わりを持たされていた)わけで、うーん。セイさんは選べなかったから、その落とし前として次の判断者である一夏ちゃんとの繋がりを持たされたってことなのかな。
この物語全体としては、魅力的な謎の提示は山盛りでなされていたけれど解決編はイマイチ、というところかな。でも面白かった。あの子もこの子も鬱要素を抱えているけれども、変化しながら生きていくのじゃよーというポジティブ解釈。
ていうか!冷静なふりして書いてきたけど!もう我慢できない!!!!やべーセイさんとカイさんやべー。びっくりした!すごいびっくりした!前回からかなりアレなく浮きは漂わせてたけど、いきなりチューとかしちゃうか!ぎゃふーーーーーーーー!!!!!!
一挙にうたかたの株があがりまくりました。高騰しまくったと言ってもいい。
あ、あと、身体に宿った命とかいうからびっくりしちゃったよ、一瞬。
なんにしろ、毎回面白く観ることができました。