がくえんゆーとぴあ まなびストレート!

まだ5話までしか観ていません。すみません。モヤモヤを整理したい。
ぷにキャラ好きとしては、このアニメはかなりド真ん中だし、まなびの前向きさ、アホさ、色々がド真ん中で、大好きになってもいいのにイマイチのりきれない。なんでなんだろうなー??悪くはないんだけど???と思い続けているのですが、思っているさなかに大絶賛の方々をみてしまって「あーうーまっすぐゴーに評価したらやっぱりコレって面白いアニメなのかな……」と頭を抱えているのであります。
なんじゃろなーーー。
05話をみながら友人と話したのですが、どーにもこーにも、くさい。くさいとかベタだとか、嫌いじゃないんだけど、うーーーん、押しつけがましい?というのかな。言いたい結論や見せたい何かがあって、そこに向かっている感というか。あーいやーそれは悪いことじゃないんだ。そういう「作り手の持つメッセージ」の存在に感動することは多い。シムーンなんて、それを過剰に読み取ろうとしすぎてしまって感動にむかって構えすぎたーと若干後悔しているほど。
なのにどうして、私はまなびがピンポイントでイマイチなんだ!!!
というのが把握できなくてモヤモヤモヤモヤしています。なのでテキストプレイ的に昼休みを駆使して思うところを書きます。あとで整理して違う場所にリライトするかも。


パっと思いつく点としてあげれば、あの生徒会を見守っている先生の「見守っている理解者の先生」という存在が本当にウザい。もうこれは、いかにも「見守って」いるからだ、としか言えない。ほらほら、見守ってるでしょ?といわんばかりの、その過剰さ。記号?(アニメは全部記号ですよと言われればそれまでなんですけれども)あーハイハイ、試行錯誤するけど、まっすぐにがんばるのね。それを「大人たち」は見守るのね、という。
ツンデレのメイちゃんの「協力するんだろうな」感とか、うーー。でもそんなの全てのツンデレがそうだよね。どーしてダメなの。私はどーしてダメなの。なんで受け入れられないの。ぷにってて可愛いのに。髪の毛のグラデきれいなのに。ものすごーく動くのに(動きすぎだと思います)(OPのフォーカスあわない映像で酔いそうになる)一体なにが私は気に入らないの。
フェイトちゃんの「ともだちだ!」には泣いたのに、どうして「ともだちから、なかまへ」はフーンとしか思えないの。


だって。何も積み重なっているように見えないんだもん。
みかんちゃんとか、まなびとかの、本当の心がどうなって、どういうドラマがあって、物語になっているのかが、私にはさっぱり見えてこないんだもん。ワクワクでキラキラにしたいから生徒会に立候補する!って、グっとこないんだもん。芽生ちゃんの、委員長キャラとしての葛藤は面白かった。あれはよかった。でも、途中で「うんもうオナカイッパイ」って思った。みせすぎるんだ。チラっとみせてくれれば、それでわかるのに、これでもかってみせるから「もういい」ってなる。うららちゃんことはじけるレモネードがあの廊下を講堂にむかってもどっていくときの、あのドラマ*1。ああいうものを、見せてくれればいいのに、なぜそこで語るの。なぜそこで過剰な心理描写をいれるの。
一事が万事、そういうことなのかもしれない。


もちろん毎回あるストーリーはわかる。それが一応の積み重ねなんだろうってわかる。でも、あまりにも何もかもを説明されるから、何も思うことができない。へーあらそう。で終わってしまう。何も、染みてこない。


ただ、なにかの特典映像だった、世界が滅びた後に残されたノート的なアレ(括弧内追記:まなびストレート! オリジナルイメージVol.5(展開を予想させるような動画アリ注意):http://www.youtube.com/watch?v=SXm729PkK2o)。アレがあるから、私はなんとなくこのアニメを切れずにいる。
ここから先は大変に妄想ですけれども、この先このアニメが、最終話をむかえるまでに壮大な屋台崩しをしたら。この学園があり、平和にまっすぐ楽しくやっているこれが全てマヤカシでしたということになったら、例えば、全ては破滅してゆく世界の中でSでFな感じの装置かなにかで集団で子どもたちに見せてあげている「学園」というユートピアの夢でした、ということになったら、ものすっごく評価してしまうだろうと思う。そこには、すべてが過剰ですべてがわざとらしくて、全然心のドラマが見えてこないのは劇中劇だったからですよ、という正当性が存在するようになるから。


箇条書き追記

  1. ささみの、あの素晴らしいドラマ性。みさおちゃんが、ささみに「ささみちゃんにはわからないよ!」と叫んだ時の、ささみと、みさおちゃん両方が感じたであろう痛みで観ているこちらが泣きたくなるような、あの空気感が、ない。この空気はどこから生まれるの。物語の持つ力。前向きでポジティブでアホで明るいささみが、指輪を直せないささみが、わかんないよ、ってつぶやくから私は号泣する。思い出すだけでも胸がいたい。せつない。
  2. でも、じゃあ、時間をかけてジワジワと行間で関係性をみせていけばいいのかっていったらそうじゃないってことは、はじけるレモネードの講堂に向かうシーンであきらかなわけで。
  3. 07話まで観ると何かが変わるのか?(感想サイト若干まわった) おーけー艦長。まぁ、最終回を観るまではわからないんだ。わかってる。わからないことをわかってる。
  4. 訂正。過剰な描写は悪くない。無駄な描写が悪い。アニメの省略の美学? でも、そこを異常にかきこむ京アニKanonはアリなんだ。この差異はなんだ。もうセンスとしか……
  5. それすなわち、制作会社であり監督である?
  6. フタコイオルタは好きだった
  7. EDのクレイは、この立体化しやすそうなキャラデザでなぜにこんなにも可愛くないのか

*1:あそこは本当に震えるほどよかった。まだ全然なにも始まっていないのに、最終回を観たかのような感動で涙がでた。