シムーン 第16話

自分でもなんでこんなにも真剣になってしまうのかがきもいシムーンです。まとまらない殴り書き。
リモネとドミヌーラが消えてしまいました。ドミヌーラはこうなることがわかっていたように思えます。ヘリカル・モートリスの中を見たら、テンプスパティウムへの信仰を捨てることになり、すいぎょくのリマージョンの後に待ち受けているかもしれないものもわかってしまった。けれども、リモネのために、やる、という決意。
なぜリモネなのか。
リモネは高く飛ぶこと以外の人生を知らないから。そんなリモネに、生き残らない前提の部隊出身のドミヌーラは自分を重ねた。二人とも、「生」の意味は飛ぶことにしかない。って今書いていて気付いたんだけど、もともとドミヌーラはすいぎょくのリマージョンを完成させるための実験部隊にいたってことは、何が起きるかは知っていたという可能性もあるのかー?
そもそも、あのリマージョンは成功したのか失敗したのかすらわからない。私は成功したんじゃないかと思っていたんだけれども……。
つまり、すいぎょくのリマージョンは「世界」を移動するリマージョンで、他の全てが移動するならば自分が移動するのと同じというか。うーん。いまドミヌーラとリモネがいる世界には、敵はもちろんのことテンプスパティウムもシヴュラもないんじゃないのかなーという。そこにはアムリアもいる。として。それが、希望? 信仰も戦争もない世界が存在しているということが? うううん。無理あるかー?わからないな。
ヘリカルモートリスの中身は、ストレートに考えればこれまでに犠牲になってきたシヴュラたちの魂とか、もっとグロければ心臓とか胎児とか、そういうアレですよね。別に神秘の力でもなんでもなかったとか、むしろテンプスパティウムに嫌悪感を抱くような。
そして、リモネにとってのドミヌーラである理由は? パルだから? うううむ。
パラさまはみちゃいられないくらいに哀れですが、ある意味で「おいつめられるキャラ」としての役割を果たしすぎなくらい果たしているだけでもあるのである種の安心も持っていられる。彼女はこのためにいる、というのが見える。
信仰、成長、性差、愛憎。それぞれに背負わされているテーマが違っていて、すごく面白いな。その中で私がユンを好きなのは、何も背負っていないように見えるからです。彼女は彼女で、とても特殊な立ち位置にいるように思える。