ちょこッとSister

時空を湾曲させて生きています。最終回までやっと観たー。
クリスマスにこれ観てたら泣いてたな。私のところにもちょこちゃんがお菓子もってこないかなー。もーかわいくてしょうがない。


原作はちょっとしか読んだことがなくて、私が読んだそのわずかな範囲では、ちょこから離れたお兄ちゃんの恋愛云々でずーっとごてごてしていてナンダコリャだったんだけど、アニメは終始ちょこちゃんでそこが素晴らしかったです。小2的感想。
というか、これものすごいパンツアニメだったんだけど、回によってパンツ分に開きがあって、ラスト3話に代表されるようなシリアス展開とパンツとのバランスがなんか分裂症っぽくて、普通に考えたら[これはひどい]なんだけど、ちょこがかわいいので全部許す的なものがありました。ゆりぴょんとか、かなり良かった。というか中学生でびびった。ちょこは何歳くらいの設定なのこれ。
始まった当初は「生まれてくるはずの妹が失われた」という悲しみが「天から美少女が降ってくる」ための機構でしかないことに怒りで震えていたんですけれども、そのうちのそのへんは麻痺してしまって、ちょこが可愛ければそれでいいやーになって、ちょこ消える→お兄ちゃん反省する の安易っぷりももうどうでもよくなりましたよ。
でも、私のこといらないんだって泣いていたちょこは、消えてしまったんだろうか。
その記憶を持っていないんだとしたらそれはそれで残酷というか、リセットボタンがあるみたいで嫌だ。そんなファンタジーは、また壊れてしまうじゃないか。つか、そんな程度の反省でまた現れちゃうんだーってちょっと思いました。でもちょこには戻ってほしかったしなぁ。複雑だ。
ちょこ消える→みんな忘れる→日記にお兄ちゃんの書いたコメントだけ残ってる→Σ(゚Д゚)
という流れは良かったけど怖かったな。あと、あの世までフォローしているところは素敵でした。クロきたーって思った。しかも倉庫に置いたお菓子が生きてた。最終2話の日記とお菓子は素晴らしい。


一度消えて、また戻って、日々は続くよENDでしたけれども、ちょこはこの先どうなっていくんだろう。人生。戸籍とかないだろうし、学校いってないよね。どうするんだろう。気になる。

おにーちゃんの、いもうとだよっ

は、何歳まで許されるのかな。20歳になっても30歳になっても40歳になってもそう言って学校にも行かないままに、彼女はどうやって生きていくんだろう。


たぶん、本当は、失われてしまった妹をそんな形で取り戻すことの意味を問うべきだし、最終的にちょこを愛しつつも別れを告げるべきなんだろうなって思う。真剣に考えるなら、私の中ではそうなる。死んだ人を奇跡の力で取り戻してはいけないんだって、サルの手の昔から言われている。
でもこれは、わかりやすい願望充足のための作品だから、そうはならない。わかっているから、ちょこを全力で愛した。
ちょこは本当にかわいかった。