桜蘭高校ホスト部 第08話 「太陽と海とホスト部」

思うことがありすぎて、まとまらないので2度とりあえず観た。ハルヒがここにきて急激にむかついたのは、私はあれだ。女がそんなことするなっていうあたりの、あのへん。ハルヒの言っていることも殿の言っていることもわかるけれども、そこで殿の言うことを全否定して謝らないところや、そこに「人に頼ることを知らないんだね」というハルヒ擁護的な理由を与えることや、頼ることを知らなくたって、殿の理屈は理解できるだろ?と思わずにいられない頭の悪さや、いろいろなことが重なっての効果。
そして私的には鏡夜に押し倒されたときのあの表情とセリフ、あれらが気に入らない。殿をフォローしてるんですよね?とか、死んでるみたいな瞳で言いやがって(そういう作画なだけで、そういう意図はないんでしょうけれども)。言うなよ、それを。説明過多なんだよ、てめー。あと、メリットないですから、とかね。男が女をやるのにメリットもくそもあるか。
そういう、妙にピュア演出されているハルヒにもむかつく。SMあたりもだ。最後の最後もだ。
つまり、このアニメ内のある意味完璧なキャラである「ハルヒ」という存在に、リアルな女として嫉妬に近い怒りを抱いている。
あれですよ。思春期のときに夢見ていた、そして、そうなろうかなーと演じてみたりもした、けれども、現実ではありえない、女としての生き方。それがハルヒという具体的な形にあるから、若ければ憧れたかもしれないけれども、現実は絶対にこうは流れないことを知っているがゆえの、ハルヒという存在そのものへの怒り。
鈍感なフリをしたり、人を頼ることを知らないみたいな顔をしたりして生きてみても、現実には誰もそれを察して抱きしめてなんてくれないんですよ。それなのにハルヒは当たり前みたいな顔でそれを享受して、あまつさえ望んでいないみたいな顔までしている。憎まずにいられようか?